今更だけど。

『風立ちぬ』を観てきました〜。

地元の超ローカル映画館。10ドルぽっきり。公開は大抵2ヶ月以上遅れだけれども、「あ、見逃した！」という作品を狙って１週間上映するという・・・しかも封切り３週間前ぐらいに、映画館の前のカンバンに上映予定映画が張り出され、websiteには「まだ未定」と出ているという・・・なんともいい感じの名画座での上映。

吹き替えなんか観られるか！庵野氏の生声を聞くんだ！と意気込んで、眠そうな旦那を連れて最終回22時過ぎの回に徒歩で参りました（コーヒーとビール持参）。

いやー、私は好きよ。
なんかこう、もう、なによこれっ！みたいな時代を感じさせる甘酸っぱい感じと、
やっぱ三菱だよね的飛行機。製図がトレッシングペーパーっていうの？それにあの縮尺計算定規を使って描いているあたり、すごく良かった。
そして字幕。字幕を見ている人が笑う場所がちがーう！ちがうのよー！
一番爆笑だったのは、結婚式のシーンでした。えっ？！ここ、そんなに大爆笑？！まあ、字幕が面白い解釈をしていたけど。。

いろいろタバコやら戦争美化やらの話がちらほらあったようですが、
そんなのこの映画に関係あるのかな。
飛行機を美しい乗り物として完成させたかっただけで、
それが時代背景として軍需に対応せざるを得なかった時代に生きた若者の話だろーが。

それにしても美しかったな、映像が。
日本のアニメは本当に空気感や風や温度や匂いを映し出すのが上手だなって感動しました。

今もユーミンの「ひこぉーおーきぃぐぅ〜もぉぉぉぉ〜♪」が回っているわ。。